ベトナム繊維業界は2025年1〜9月に輸出額347億ドル(約5兆2050億円)を記録し、前年同期比7.7%増で中国に次ぐ世界第2位の地位を維持した。しかし、この成長の裏では国内企業の競争力を圧迫する5つの大きな課題が浮き彫りとなっている。
第一に、原材料輸入への依存度が高く、輸入額は160億 ドル(約2兆4000億円)である。第二に、最低賃金地域の統合に伴う労働コスト上昇。第三に、輸出先ごとに異なるESG基準への対応負担。第四に、グリーン化・自動化投資の資金需要が大きいにもかかわらず、優遇融資へのアクセスが限定的であること。第五に、物流コストの高さが利益率を圧迫している点である。
それでも専門家は、ベトナムの労働生産性の高さと、世界的な生産移転の流れにより、同国の繊維産業は依然として大きな成長ポテンシャルを有すると指摘している。

出所:Cafef
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