ベトナムで廃棄物発電プロジェクト始動
ベトナム企業であるVietstar社は、ホーチミン市クチ県において廃棄物発電プロジェクト「Vietstar焼却発電所」を正式に着工した。処理能力は初期段階で1日あたり2,000トンに設定されており、将来的には5,000トン以上への拡張も計画されている。本プロジェクトは、長年ベトナム国内で深刻化してきた埋立地の過剰負荷や環境汚染への対応策として注目されている。特に家庭ゴミに加え、産業廃棄物の急増が処理能力を圧迫する中、廃棄物のエネルギー化によって処理と発電を同時に実現する革新的な取り組みとされている。
Vietstar社は、世界水準の最新技術を導入し、排ガス・排水・固形廃棄物の処理に関して環境基準を順守する姿勢を示している。さらに、建設業務を担当するベトナム企業であるViettel建設総会社は、インフラやエネルギー関連の国家プロジェクトでの経験を活かし、全工程を1か月短縮しながら品質とスケジュールを両立させる意向を示した。
また、ベトナム政府機関であるホーチミン市人民委員会のブイ・スアン・クオン副委員長は、建設許可取得からわずか2週間での着工を高く評価し、第1段階の工期を従来の16か月から12か月に短縮するよう要請した。ベトナム政府も今後の段階的な拡張に向けた支援と許可手続きの迅速化に協力する姿勢を表明しており、本プロジェクトがベトナム国内における持続可能なエネルギー政策の実現に向けた重要な一歩となることが期待されている。
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