ベトナム企業がCIPと契約を締結
ベトナムのホーチミン市で、Copenhagen Infrastructure Partners(CIP)は、PTSC M&C(ベトナム)とSemco Maritime(デンマーク)のコンソーシアムと契約を締結した。
CIPは、デンマークを拠点とする再生可能エネルギー関連事業投資に特化したファンドマネージャーである。運用金額は
PTSC M&Cは、 ベトナム石油技術サービスグループ(PTSC)のグループ会社であり、石油および再エネプロジェクトにおける設計、調達、建設、設置、および運用等のサービスを提供している。
Semco Maritimeは、デンマークに拠点を置き、洋上風力発電を含む様々な分野で、設計、設置、保守、点検のサービスを行っている。PTSC M&CとSemco Maritimeは、CIPが台湾で開発している洋上風力発電プロジェクト「Fengmiao」の洋上変電所の主要サプライヤーとして選定された。
この契約は、CIPとPTSC M&Cの協力によって実現した。具体的には、2022年11月に、CIPはPTSC M&CとSemco Maritimeと共に協力覚書を締結し、ベトナム産業貿易省の前副大臣であるダン・ホアン・アン氏とデンマーク皇太子の立ち会いの下で署名が行われた。この覚書は、ベトナムでの洋上風力発電プロジェクト用の洋上変電所の設計、調達、施工における協力を促進し、アジアをはじめとする国際市場への進出を支援することを目的としている。
上記の覚書締結後、2022年末に、CIPの代表であるJacob Poulsen氏を含む複数の幹部がベトナムのブンタウ省にあるPTSC M&Cの製造施設を訪れ、ベトナムおよび世界中のプロジェクトに洋上変電所に供給する可能性についてPTSC M&Cの経営陣と協議を行った。
この協力関係が実を結べば、PTSC M&CにはCIPが展開するベトナム、台湾、日本、及びその他の市場における様々なプロジェクトへの洋上変電所の供給という新たなビジネスチャンスが拓かれる。
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