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環境・再生可能エネルギー

ベトナム初のLNG輸入、カーボンニュートラル達成のきっかけ

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7万トンのLNGがバリア・ブンタウ港に到着

7月10日、ベトナム国営石油ガス会社(PV GAS)は、インドネシアのボンタン港からLNG(液化天然ガス)約7万トンを積載したギリシャ籍の船「マラン・ガス・アキレス(Maran Gas Achilles)をバリア・ブンタウ輸入港で受け入れた。このLNGの供給は、英国の石油大手シェル社(Shell)によるものである。

第8次国家電力開発基本計画(PDP8)によって、投資優先度の高い電力プロジェクト のリストで承認されたLNG火力発電プロジェクトが13件あり、ベトナムの初のLNG輸入はベトナム国営石油ガス会社(PV GAS)およびベトナムのガス産業にとって大きな進展である。ベトナム国内にクリーンなガスを安定供給するための第一歩となる。

ベトナム国営石油ガス会社(PV GAS)によると、新たな戦略の一環として、2019年10月にバリア・ブンタウ省でティバイLNG受入基地の建設が開始された。この施設は最大100万トンのLNGを受入でき、18万m³の貯蔵施設および6kmのパイプラインシステムを備えている。今後、増設により300万トンの受入を可能にする予定である。現時点で、ティバイLNG受入基地はベトナムで最大かつ最新のLNG施設である。

ベトナムはCOP26にて2050年までのカーボンニュートラル(炭素中立)の達成を宣言しており、今回のPDP8の決定と、ベトナム初のLNG輸入は、カーボンニュートラル達成のきっかけとなる。

ベトナム初のLNG輸入 出所:vietq.vn

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