VNVCがリッカーマン社と契約締結|ワクチン工場設立へ
2025年1月15日、ベトナムのワクチン企業VNVCは、ドイツのリッカーマン社(Rieckermann)とワクチン・バイオ製品工場の設計契約を締結した。 リッカーマン社は130年以上の実績を持ち、GSKやMSDなど世界的製薬企業の工場設計を手掛けてきた。
VNVCの工場は、26,000㎡の敷地に最先端のワクチン製造施設、動物実験研究棟、関連施設を備え、GMP(医薬品の適正製造基準)やFDA(アメリカ食品医薬品局)の基準を満たす高品質な製造環境を整える。
また、動物実験施設はGLP(医薬品の試験管理基準)に準拠し、安全性と品質が確保される。
さらに、工場は環境負荷の低減を考慮した設計となっており、温室効果ガス排出量ゼロを目指すベトナムの国家目標の達成に貢献する。この工場は、ベトナムのワクチン自給率向上や医療安全保障の強化に寄与し、国際競争力を高める重要な拠点となる。
リッカーマン社のビジネス開発責任者ホルヘ・ドミンゴ・ゲラ氏は、この工場がベトナムのバイオ医薬品インフラの発展を象徴し、世界の健康課題解決に貢献すると述べた。同社は、国際基準を満たす高度な設計を提供し、持続可能で安全なワクチン生産を支えることを約束している。
VNVCの工場は、東南アジアでも先進的な生産ラインを導入し、バイアル、シリンジ、ペン型注射器の無菌充填・包装を行う最新技術を採用する。これはベトナム国内で初めて導入されるもので、高度な無菌環境でのワクチン生産を実現する。新工場の稼働により、ベトナムはワクチン製造の持続的な成長を遂げ、国内外の医療ニーズに対応できる体制を整えることが期待されている。
