国際市場の不安定化や気候変動による影響が続く中、2025年のベトナム木材産業は歴史的な転換点を迎えた。ベトナム税関総局によると、木材および木材製品の輸出額は前年比約6%増の172億ドル(約2兆5800億円)となり、初めて170億ドルを突破した。
最大の輸出先は引き続き米国で、輸出額は94億6000万ドル(約1兆4190億円)と全体の約55%を占める。ベトナムは米国向け木製家具の最大供給国としての地位を維持し、2025年8カ月間の市場シェアは45.3%に拡大した。一方、中国のシェアは大幅に低下した。日本向け輸出は23%超増の21億5300万ドル(約3229億5000万円)となり、中国を上回って第2位の市場となった。
製品別では木製家具が輸出の中核で、全体の約61%を占める。農業環境省は、2026年に向けて市場の多角化、付加価値の向上、大径木林業の推進を重点方針として掲げている。
