ベトナム不動産仲介協会(VARs)によると、2025年第3四半期時点で全国の社会住宅プロジェクトは692件、総戸数63万3,559戸にとどまっている。これは、「2030年までに100万戸」とする計画の59.6%に過ぎない。そのうち、165件(11万436戸)が完成、147件が建設中、380件が投資方針承認段階にある。
進捗は前年より改善したものの、2021〜2025年計画の達成率は35%にとどまり、目標実現は厳しい状況だ。VARs会長によれば、主因は利益率が最大10%に制限されているため採算性が低く、企業の参入意欲が乏しい点にある。土地・資金・金利コスト上昇も重なり、多くの案件が停滞している。
専門家は、利益と社会的責任を両立させる制度設計や承認手続きの迅速化、商業住宅から社会住宅への柔軟な転用を提案。また、国家社会住宅開発基金を創設し、インフラ整備や企業向け融資支援を強化することが求められている。

出所:Diendandoanhnghiep
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