食品大手Nestlé、ベトナムで工場拡張を発表
食品大手Nestléは、ベトナム・ドンナイ省にあるTrị An(チアン) 工場の拡張に約1,900億ドン(約120億円)を追加投資すると発表した。これにより、同工場の2024〜2025年における累計投資額は4,300億ドン超、Nestléベトナム全体の累計投資額は約20,200億ドンに達する。チアン工場は、ベトナム産コーヒーに付加価値を与え、世界市場におけるベトナムコーヒーの地位向上に大きく貢献している拠点である。Nestléはベトナム市場に対する強い信頼を背景に、引き続き長期的な成長支援を推進する意向を示した。併せて、同社は農業・環境省およびドンナイ省から、農業・農村発展や地域社会への貢献に対し表彰を受けた。
Nestléはまた、NESCAFÉ Planを通じ21,000戸以上のコーヒー農家を支援し、持続可能な農業技術の普及、水資源・肥料使用量の削減、収入向上を実現してきた。さらに、栄養改善活動として、子どもたち向けに身体活動を促す「Năng động Việt Nam(アクティブ・ベトナム)」プログラムを展開し、過去5年間で2,070万人以上の子どもたちに健康促進活動を届けた。環境分野でも、リサイクル容易な単一素材パッケージの導入や廃棄物ゼロ化を達成し、資源循環型モデルの構築を進めている。
Nestléベトナムは今後も、人材育成、デジタル化推進、グリーン成長、サステナビリティを重視し、ベトナム社会全体の持続可能な発展に寄与する意向を表明している。今回の追加投資は、単なる生産能力拡大に留まらず、ベトナムにおける価値創造型成長と国際競争力強化に向けた重要な一歩であると位置付けられている。
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