2024年、ベトナムのM&A市場は外国資本が主導
2024年のベトナムにおけるM&A市場は、不動産業界の「Project in Project」や構造的金融取引における投資協力が目立つ年になると予測されている。特に外国資本が主導的な役割を果たしており、KPMGの報告によれば、ベンチャーキャピタルからの投資額は2024年第1四半期の753億ドルから第2四半期には943億ドルに増加した。
大規模な取引としては、Coreweave(86億ドル)、xAI(60億ドル)、Lazada(19億ドル)、Juul(12億ドル)などが挙げられる。AI分野が最も注目されており、クリーンエネルギーやフィンテックも魅力的な投資先である。
しかし、2024年第3四半期はIPO活動が低迷し、M&A市場も活発ではなくなった。8月の東南アジアM&A市場は、46件・3億1400万ドルと年初からの最低の数字を記録した。ただし、フィンテック分野は依然として多くの投資を集めており、小規模な取引も増加している。
国別ではシンガポールがリードしている。取引数は減少しているが、不動産や金融業界における法的枠組みの整備が進む中、「Project in Project」としてのM&A活動は今後も主流となる見込みである。
2024年初頭にはVingroupがVincom Retailから撤退する大きな動きがあり、この取引価値は39,000億ドンに達する可能性がある。また、西日本鉄道がNam LongグループからParagon Dai Phuocプロジェクトの25%株式を取得するなど、不動産分野での大規模な取引も目立っている。
クリーンエネルギー分野でも地域からの投資が集まり、シンガポールのSembcorp社はGelexグループ傘下の企業への出資を拡大する計画である。M&A市場は2024年末に向けて、大規模な不動産取引に期待を寄せている。


