ベトナム・カインホア省において、中国の大手企業CRRC傘下の「Chu Châu新素材テクノロジー有限責任会社」が、風力発電用ブレードの製造工場建設を提案した。このプロジェクトは、同省トゥアンナム社に位置するフックナム工業団地内に、約31.46ヘクタールの用地を活用して進められる計画である。
提案によると、同工場では長さ110メートルの風力ブレードを年間最大480基製造可能な8つの生産ラインを設置し、将来的には最大150メートルのブレードにも対応できる設計となっている。これは、東南アジア地域における風力発電関連インフラの供給能力向上に寄与する重要なステップとされる。
カインホア省人民委員会のチン・ミン・ホアン副委員長は本提案を高く評価し、同省が電力インフラ、とりわけ風力・太陽光発電において国内のエネルギー中枢として位置付けられていることを強調した。また、同省はプロジェクトの円滑な進行を支援するため、関連する財務、投資、税制、物流、輸出入手続き等の課題解決に向け、各部局に対応を指示する方針を示した。
さらに、副委員長は、国家電力開発計画(2021〜2030年、2050年展望)との整合性や、外国投資家への優遇措置、風力ブレードの大型化に伴う輸送・通関上の配慮も重要視すべきと述べた。
本プロジェクトが実現すれば、ベトナム国内における再生可能エネルギー機材の現地生産体制が強化されるとともに、同国が進めるグリーン経済推進政策にも貢献する見通しである。
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