ベトナムでは、製造業が認識段階を越え、工場のグリーン化投資を本格化させている。バンジー(Bunge)とウィルマー(Wilmar)の合弁であるバル(VAL)は、フーミー工業団地で1億ドル(約150億円)超の大豆油圧搾ラインを稼働させ、排熱回収や水循環、自動化技術を導入した。
シェフラー(Schaeffler)はドンナイ工場に2.12MWpの太陽光発電を設置し、年間約1,840トンのCO₂削減を見込む。SCGグループでは、ビナクラフト(Vina Kraft)やプライム(Prime)がバイオマスや太陽光への転換を進め、石炭依存の低減を図っている。
シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)の調査によると、ベトナム企業の99%が持続可能性目標を掲げ、35%が今後2年で100万ドル(約1億5000万円)以上の投資を計画する。一方、資金負担やグリーン電力不足は依然として課題である。FDI流入が続く中、工場の脱炭素化は競争力確保と高付加価値投資誘致の鍵となっている。
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