ベトナム政府、温室効果ガス排出施設の検査リストを更新
2024年8月13日、ベトナム首相は温室効果ガス排出施設の検査リストを更新する決定(決定番号13/2024/QĐ-TTg)を発表した。この新しい決定により、2,166の温室効果ガス排出施設が検査を受ける必要があり、これは2022年に発表されたリストに比べて254施設の増加となった。
これらの施設は、国家全体の温室効果ガス排出の約30%を占めている。この決定は、2020年の環境保護法に基づくもので、2022年に制定された政府令第06/2022/ND-CPに従い、環境資源省が関連機関と協力して温室効果ガス排出施設のリストを作成し、2年ごとに更新する責任を負っている。
リストの更新は、温室効果ガスの排出削減管理を強化し、2026年から2030年の排出削減目標を設定するための基盤となる。さらに、この決定は気候変動への対応、グリーンエネルギーへの転換、低炭素経済の発展、NDC(Nationally Determined Contributions:国が決定する貢献)の実施、そして2050年までのネットゼロ排出達成に向けた取り組みを促進することを目的としている。首相の決定は、パリ協定に基づく温室効果ガスの主要排出源の管理の一環の取り組みで、少なくとも85%の排出源を制御することを目指している。


