2024年のベトナムへのFDIの見通しは良好
ベトナムの2024年のFDI予測は350〜370億米ドルに達する見込みである。
外国からの投資資金は引き続きベトナムに流入している。計画投資省の最新の報告によれば、2024年1月~8月で、ベトナムに登録されたFDIは205.2億米ドルを超え、前年同期比で7%増加している。
ベトナムには1億人の市場があり、労働者の技術水準も非常に高くなっている。以前は低コストの労働力をアピールし投資を誘致していたが、現在では労働力の質が向上したため、より高品質な投資を引き込む条件が整っている。
特に、新規および増資されたプロジェクト数や投資額の規模が増加している。FDIの資金が大幅に増加しただけでなく、外国投資プロジェクトの実施資金も前年同期比で8%以上増加し、推定141.5億米ドルに達し、過去5年間で最も高い数値を記録している。
計画投資省によれば、世界的なサプライチェーンの再構築が進行している中で、ベトナムへの外国投資の誘致は非常に良好な結果をもたらしている。単に数量が増加しただけでなく、ベトナムに流入する外国資本の質も「投資プロジェクトの質の面で大幅な改善が見られる」と評価されている。
計画投資省は、国内外の多くの金融機関による現時点での評価に基づき、今年のベトナムへの外国投資資本誘致の見通しは、「多国籍企業のサプライチェーン多様化戦略におけるベトナムの重要な役割の強化」、「ベトナム経済成長の積極的な回復」、「マクロ経済の安定」の3つの要因により引き続き良好なペースを保つだろうと述べている。