ベトナム不動産市場、2025年回復基調へ
ベトナム国内の2025年第1四半期不動産市場は、前年同期比では力強い回復傾向を示したものの、直近四半期比では新規供給量が約60%減少するなど調整局面となった。特にテト休暇や北部地域の不動産市場の熱気低下が影響している。しかし、前年同期比では新規供給が103%増加、取引量も約221%増加し、回復の兆しが鮮明である。北部が供給の約67%を占めた一方で、南部市場も吸収率で北部と拮抗し、バランスが取れつつある。2025年第2四半期以降は、多数のプロジェクトの販売開始により供給拡大が予想される。価格動向については、高級物件中心に初回販売価格が3~5%上昇、二次市場では10~15%の上昇が見込まれている。行政改革、地方統合、自然災害、米国の対ベトナム高関税政策などの外部要因により、市場心理は慎重さを保つ見通しである。Dat Xanh Servicesは、第2四半期における不動産市場の成長について、楽観、期待、慎重という3つのシナリオを提示しており、総じて段階的な回復基調を想定している。
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