2025年9月9日に実施されたラザダ(ベトナム第3位のECプラットフォーム)のショッピングイベントは、ベトナム消費者の行動が大きく変化していることを示した。消費者は正規モール店舗(Mall)からの商品購入を優先し、ブランド品に対してより多くの支出をいとわない傾向を強めている。Lazada Mallにおける平均注文額は前年比で約30%増加し、商品品質や出所への信頼が一段と高まっていることが浮き彫りとなった。
専門家によると、高額消費層は利便性だけでなく、ブランドとの実質的な結びつきを求めている。新興ブランドの売上が東南アジアEC市場全体の30%未満にとどまっている現状を踏まえると、ブランド商品が成長できる余地は依然として非常に大きいと考えられる。
人工知能(AI)は重要な「触媒」として位置付けられ、消費者の購買体験に直接関与している。ラザダは「AI Lazzie」というショッピングアシスタントを導入し、9.9セールでの注文数を36%押し上げた。ベトナムでも「GenAI」が活用され、商品提案や店舗コンテンツの最適化を通じて、より専門的で一貫した購買体験を提供している。
ラザダ経営陣は、AIが消費者の製品探索方法を変革し、同時に2030年には1310億ドル規模の市場を切り開くと強調している。AIの応用は販売効率を高めるだけでなく、地域のデジタル経済の持続的成長に向けた基盤を築くことにもつながる。
ベトナムは「賢い消費需要」とAIの飛躍的発展を融合させ、急速に成熟するEC市場となりつつある。これは国内外の企業にとって、デジタル小売、テクノロジー、AIプラットフォーム分野で参入する大きなチャンスとなっている。

URL: Thanh Nien新聞
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