ベトナムと中国は、小売分野における双方向QRコード決済を正式に接続した。この仕組みは ナパス(NAPAS) が ユニオンペイ(UnionPay)、中国工商銀行(ICBC)、ベトコムバンク(Vietcombank) と協力して構築したものである。初期段階では、中国人旅行者がベトナム国内で VietQR Global を利用して支払うことが可能となり、2026年第1四半期には、ベトナム人利用者も国内銀行アプリで中国のUnionPayコードを読み取り決済できるようになる見通しである。
中国は、2025年に9カ月間で約390万人が訪れた最大のインバウンド市場であり、越境QR決済は両国間の観光・商取引を大きく後押しすると期待されている。本システムは決済コストの削減や利便性向上に加え、現地通貨利用を促進し、USD依存度の低下や地域金融統合の深化にも寄与するとみられる。また、小売、観光、輸出入関連企業にとっても、顧客アクセス拡大による恩恵が見込まれる。

出所:Vneconomy
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