FDIはベトナム農業の近代化における主要な原動力となっている。農業環境省によれば、2024年末時点で農業・環境分野には729件の有効なFDIプロジェクトがあり、登録額は119億ドル(約2兆億 円)に達した。関連産業を含めると、サプライチェーン全体のFDIは260億ドル(約4兆円)超となる。FDI企業は約50万人の雇用を生み、2024年の農林水産物輸出額620億ドル(約9兆3千億円)という過去最高の記録に大きく貢献した。
2020年以降、グリーントランジション、循環型農業、世界的な食料安全保障ニーズの高まりにより、深加工、デジタル農業、ポストハーベスト、オーガニック農業などへのFDI機会が拡大している。
一方、気候リスク、疫病、地域競争など課題も残る。同省は手続き簡素化と優遇拡大を目的に、政令57/2018の代替案を策定中である。2030年までにFDI登録額250億ドル(約3兆8千億円)を誘致し、農業のグリーン化・高度化・持続可能化を進める方針である。

出所:Thoibaotaichinh
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