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ベトナムに訪れたら行きたい自然豊かな観光地9選

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はじめに
この記事で伝えたいこと
  • ベトナムは北から南に縦長い国です、北部、中部、南部地方に分かれており各地域にとても魅力的な自然豊かな観光地が多くあります。
  • 多くある観光地の中でも特に皆様に行ってもらいたい、自然豊かで美しい観光地を抜粋して紹介していきます。

はじめに

本レポートでは、ベトナムの自然が豊かな観光地を紹介します。北部、南部、中部と地域によって独自の風景や自然を楽しめる観光地が多くあります。また、ベトナムの美しさとともに文化や伝統とも深い関わりがあり、それらを感じることができる場所も多く、是非とも皆さんに、美しい自然を楽しめる、観光地が沢山あることを知ってほしいです。

北部の観光地

ベトナムの北部では、豊かな自然や歴史的な観光地が多数あります。北部には、ベトナムの首都ハノイがあり、魅力的な観光地が沢山ありますが、下記では北部の自然豊かな観光地を紹介していきます。

ハロン湾(Vịnh Hạ Long)

ハロン湾 出所:unsplash

ハロン湾は北部にある、首都ハノイから約3時間半〜4時間ほどのクアンニン省、ハロン市の南に位置しています。ベトナムを代表する観光スポットであり、国内外から多くの観光客が訪れます。ハロン湾は、石灰岩でできた島々で、奇岩が大小約3000もあり、美しい景色が広がっています。伝承では、中国がベトナムへ攻撃を仕掛けた時、湾から竜の親子が現れ、敵を倒した後に口から大量の宝石が湾の島や奇岩になったと語られています。そのため、ベトナム語では「Vịnh Hạ Long」といい、「Hạ Long(ハロン)」は「龍が舞い降りる」という意味を持っています。
また、ハロン湾には鍾乳洞もあり、その美しさは世界的に有名です。1994年には世界自然遺産にも登録されました。ハロン湾の観光には、クルーズツアーやカヤック、スイムなどのアクティビティがあります。船上から見るハロン湾の美しい景観は、まるで別世界のようで非常に魅力的です。

【ハロン湾までの行き方】

ハロン湾までは、ハノイから現地のバスで行くか、現地発着ツアーで行くかのどちらかになります。ツアーはネットで予約が可能です。様々な種類があり、食事付きのものが多くあります。現地を知らない人や、英語やベトナム語が苦手な方はツアーがおすすめです。バスで行く場合は、ハノイから「ミーディンバスターミナル(Bến Xe Khách Mỹ Đình)」からハロン行きのバスに乗ります。「ミーディンバスターミナル(Bến Xe Khách Mỹ Đình)」に行くには、タクシー、もしくはハノイ市内の34番のバスに乗る必要があります。グーグルマップなどを利用していくのがおすすめです。

バンゾック滝(Bản Giốc)

バンゾック滝 出所:reviewvilla

バンゾック滝は、ベトナム北部の首都ハノイから約350Km離れた、カオバン省にあります。中国との国境に跨っており、落差30m、幅は最大200mにも及び、ベトナムで最も大きな滝の1つです。また、いかだで滝の近くまで行けることも観光のポイントです。水飛沫や水が落ちる音など、自然の迫力を間近で感じることができます。ベトナムの絶景スポットの1つとして有名です。

【バンゾック滝への行き方】

バンゾック滝までは、ハノイのバスターミナルから片道10時間かかります。直行で行ける交通手段はなく、<ハノイ周辺のバスターミナル→「カオバン省(Cao Bằng)」→バンゾック滝>とバスを乗り継いで行かなければなりません。ハノイからのバスは、「ミーディンバスターミナル(Bến Xe Khách Mỹ Đình)」や「ザーラムバスターミナル(Bến Xe Gia Lâm)」からカオバンまで行くことができます。

 タムコック(Tam Cốc )

タムコック 出所:phuotvivu

タムコックはニンビン省に位置しており、ベトナムの首都ハノイから1時間ほど離れております。
タムコックは約1000年前にベトナムの首都だったということもあり、初代皇帝の「Dinh Tien Hoang(ディンティエンホアン)」の宮殿、寺院、廟など10世紀頃に建てられた歴史建造物が残されています。またこれらの建造物が築かれる35年前まで中国に支配されていたため、中国の影響も受けたものが多く見られるのもポイントです。

タムコックは、「ハロン湾の陸版」とも呼ばれる美しい景勝地で、田園風景やカルスト地形などが見られます。特に、ボートに乗って楽しめる「タムコックの水路」と呼ばれる水上観光は、多くの観光客に人気があります。また、映画『キングコング:髑髏島の巨神』の撮影地としても知られて、穏やかで自然豊かな観光地としても人気です。

【タムコックまでの行き方】

タクシーと列車で行くことができます。もちろん、片道1時間ほどなので日帰り旅行も可能です。「ハノイ駅(Ga Hà nội)」から「ニンビン駅(Ga Ninh Bình)」まで行き、そこからタクシーでタムコックまで行きます。ハノイからニンビンまでの電車賃は約10万ドンほどです。

 南部の観光地

ベトナムの南部は自然、歴史、文化、料理など様々な魅力があります。南部と言えば、様々な文化が交じり発展した、ホーチミン市が代表的な観光地になりますが、下記では南部の自然豊かな観光地を紹介していきます。

フーコック島( Đảo Phú Quốc)

フーコック島 出所:vinpearl

フーコック島はベトナム南部のタイランド湾に浮かぶ、ベトナムで一番大きな島であり、キエンザン省に位置しています。フーコックはベトナムで最大のヌクマム生産場所としても有名です。エメラルドグリーンの海と白砂のビーチが綺麗な景色として、外国人にもベトナム人にも人気があります。また、島の周囲には透明度の高い海が広がっており、シュノーケリングやダイビングが楽しめます。また、ダバン渓流(Suối Đá Bàn)やチャン渓流(Suối Tranh Waterfall)はより自然に触れられる観光地として人気です。

【フーコック島までの行き方】
飛行機でホーチミンまたはハノイから国内線で行くことができます。ホーチミンからは1時間、ハノイからは約2時間で到着出来ます。また、ホーチミンから船で行くことも可能です。船では約5時間と時間を要するので時間に余裕がある方は景色を楽しみながら行くことができます。

コンダオ島(Côn Đả Côn Đảo)

コンダオ島 出所:vnexpress

コンダオ島は、ブンタウ省の南部沖に浮かぶ島で、静かで美しい砂浜や美しいビーチが人気の観光地です。また、ダイビングスポットとしても知られています。コンダオ国立公園には、希少種の動植物が生息しており、自然愛好家にとっては楽園のような場所です。

ベトナム最後の楽園とも言われています。かつては戦犯者の流刑者として利用されていた歴史がありあまり人気ではありませんでしたが、2011年にブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが訪れたことで話題になりました。そして、観光客には高級ホテル「ホテルシックス センシズ コンダオ」も人気の観光地です。

【コンダオ島までの行き方】
ホーチミンから飛行機で45分程かかります。

カントー(Cần Thơ)

カントーの水上マーケット 出所:traveloka

カントーはホーチミン市から西に約160キロ離れた、メコンデルタ最大の都市です。食文化が豊富で、特に新鮮なフルーツが有名です。さらに、ベトナム米の生産量の約50%がカントーで生産されています。カントーでは、メコンデルタクルーズが人気で、川を船で移動しながらメコンデルタの自然や生活風景を楽しむことができます。また、水上マーケットも有名な観光スポットのひとつです。カントーには、カオダン博物館やマントク・チャン寺院などの文化施設もあり、観光客にも人気があります。

【カントーまでの行き方】

ホーチミンからバスがでており、3時間程かかります。

中部の観光地

ベトナムの中部は美しい自然と歴史的遺産などが融合している地域になります。インフラの開拓がまだ進んでおらず、自然が豊かで手つかずの観光地がとても多いいです。下記では中部の自然豊かな観光地を紹介していきます。

ダラット(Đà Lạt)

ダラット 出所:reviewvilla

ダラットはベトナム中南部のラムドン省に位置する高原リゾート地です。標高が約1,500メートルと高いため、夏場でも気温が比較的涼しく過ごせます。穏やかな気候や美しい自然に恵まれています。フランス植民地時代に避暑地として開発された歴史があります。

ベトナム人の旅行先として人気が高く、避暑地と知れており、有名な観光地になります。多くの写真スポットがあり、観光客がよく訪れます。ダラットは年間を通して気温が18〜23度と温暖な気候で、野菜の生産地として知られています。ダラットには、フラワーパークやダタンラの滝、エレファント滝などが自然の観光地として人気があります。フラワーパークは、花の展示や、美しい景色を楽しめることができ、観光客から人気があります。ダタンラの滝やエレファント滝は、滝を間近で見たり、水遊びをしたりできる自然の観光地です。また、ダラットの街並みも、フランス植民地時代の建築物が残り、フランスとベトナムの雰囲気が入り混じった風景が楽しめます。

【ダラットまでの行き方】

ダラットまでは、飛行機かバスで行くかどちらかになります。ダラットへは、ベトナムの各地からバスが出ています。ホーチミン市からはダラットまでのバスは、約6〜7時間で到着します。また、ダナンやニャチャンなどの海岸沿いの都市からもバスが出ています。ダラットにはリエンクオン国際空港があり、ホーチミン市やハノイなどからの飛行機便があります。ホーチミンからダラットは約1時間、ハノイからダラットは約2時間になります。

ソンチャー(Sơn Trà)

ソンチャー 出所:vietgiaitri

ソンチャーはダナン付近に位置し、自然が豊かで手つかずの場所として知られています。かつては島でしたが、ハン川に土が堆積したことで大陸と繋がり、現在の形になりました。ソンチャー半島には、約1000種類の植物が自生しており、治療に使われる薬草も多くあります。また、珍しい動物も生息しています。自然愛好家や研究者にとっては貴重な場所となっています。さらに、ソンチャー半島のバンコ山頂からは、美しい景色が広がっており、多くの観光客が訪れます。登山道も整備されており、ベトナム人だけでなく海外からの観光客も写真を撮るために登山する人気スポットとなっています。
【ソンチャーまでの行き方】

ソンチャーまではタクシーやバイクで行くことができ、ミーケービーチから約10分ほどです。

ソンチャー:Thọ Quang, ソンチャー区 ダナン

リーソン島(Huyện Lý Sơn)         

リーソン島 出所:tapchicongthuong

リーソン島は別名「ニンニク島」としてしられており、クアンガイ省に位置する自然豊かな島です。島の面積の3分の1がニンニク畑で覆われていることから、その名がついたと言われています。リーソン島は手付かずのビーチや自然が豊な場所として知られています。しかし、インフラが整備されておらず、リーソン島へのアクセスが難しいことから、外国人観光客は少ない場所です。そんな中、クアンガイ省の人民委員会が2025年までにリーソン島に空港を新設する提案書を首相に提出しており、空港が完成すれば、外国人観光客も増え、今後は観光地の一つとして発展していくでしょう。

【リーソン島までの行き方】

リーソン島までは船での移動になります。ダナンからクアンガイ省のサーキー港(Sa ky)まで行きそこから船に乗ります。サーキー港までは、バスかチューライ空港(Chu Lai)まで飛行機のどちらかになります。飛行機の場合は、ダナン、ホーチミン、ハノイからチューライ空港(Chu Lai)まで飛び、車で一時間ほどの距離をタクシーで移動します。またバスの場合もダナンからクアンガイ省まで約3時間半バスにのり、タクシーでサーキー港まで行きます。サーキー港(Sa ky)からは船でリーソン島まで行きます。所要時間は約40分ほどです。

まとめ 

いかがでしたでしょうか?ベトナムには皆様がまだ知らない多くの自然豊かな観光地があり、すでに開拓され観光客向けの綺麗なところもあれば、未開拓で自然がそのまま残っているところなど様々な場所があります。より現地感を味わいたい方には、バイクをレンタルし自分で観光することもおすすめです。


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