ベトナム統計総局によると、2025年1~9月のベトナムの輸出入総額は6810億ドル(約102兆1500億円)に達し、前年同期比17.3%増と大幅に拡大した。月平均では756億ドル(約11兆3400億円)を記録しており、このペースを維持すれば年間9,000億ドルを超える見通しで、史上最高を更新する可能性が高い。
エコノミカ・ベトナムの専門家レ・ズイ・ビン氏は、「世界経済が不透明な中でもベトナムの貿易が高成長を維持していることは、国際輸入業者からの強い信頼を示している」と指摘する。同氏は、2025年の年間貿易総額を8,000~8,500億ドル(120兆~127兆5000億)、年末の輸出加速のあり方次第ではさらに上回る可能性があると予測している。
さらに、国内消費が9~11%増加し、人口1億人超の市場規模が持続的な成長を支えている。政治の安定、堅調なマクロ経済基盤、企業信頼の回復を背景に、専門家らは2026年のGDP成長率6.5~7%の維持と、より高い貿易成果の達成に期待を寄せている。
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