2025年初頭から砂、石材、鉄鋼、セメントの価格が軒並み上昇し、建設コストの増加が住宅価格の下落を阻む要因となっている。ベトナム不動産協会(VNREA)によると、資材費は総工事費の約50%を占めるため、価格上昇が続けば住宅価格の引き下げは難しいとみられる。
建設経済研究所(建設省)によれば、天然砂は前年比58.4%、建築用石材は10〜18%の上昇、鉄鋼は1トン当たり10万〜27万ドン (588円~1588円))値上がりした。多くの地域で砂の価格が1立方メートル当たり100万ドン(約5882円)を超え、総工費が約3%上昇している。主因は大型インフラ向けの公共投資拡大と、採掘許可の厳格化や鉱山閉鎖による供給不足である。
請負企業は契約時の単価で採算が合わず、価格調整や工期短縮を余儀なくされている。今後も資材高が続けば、住宅価格と不動産市場全体に継続して上昇圧力がかかると懸念されている。
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