ベトナム政府の指導に基づき、Thanh tra Chính phủ(政府監察機関)は2025年7月30日、全国の投資プロジェクト監査計画を公表し、4つの類型案件を監査対象外とする方針を示した。今回の計画は、進捗遅延、長期停滞、低効率、損失や浪費のリスクがある事業を重点的に調査するもので、監査の重複や資源の浪費を避ける狙いがある。
監査対象は、省庁が管理し総投資額1000億VND以上の案件、地方の大型案件(総投資額1500億VND以上)、国防省管轄の3案件、さらに地方自治体が実施する総投資額300億VND以上の750案件である。一方、監査対象外となるのは①既に監査・調査・裁判判決が確定した案件、②投資準備中または未着工の案件、③法制度変更による困難が生じた案件、④手続上の問題を抱える小規模案件である。
政府監察機関は、投資方針承認、事業立案・審査・承認、投資家選定と契約締結、資金配分や精算、土地の割当・賃貸・用途変更、地価算定や土地関連財務義務の履行など、汚職や不正の発生しやすい工程を重点的に調査する方針である。
この計画により、ベトナム政府は監査の重複を排除し、重点監視対象の絞り込みによって調査の実効性を高めると同時に、公共資金や土地利用における透明性向上を図る。監査結果は、不正の是正や制度改善の提言に活用される見込みである。
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