ベトナム・軍隊通信グループ傘下のViettelグループ(VCC)は、クアンチ省にて総額3億1,700万USDを投じる大規模な風力発電プロジェクト「Lệ Thủy 4」を提案した。本計画は従来の30MW規模から、198MWへの拡張が提案され、49.5MWずつの発電能力を持つ4つの独立した風力発電所から構成される。計画地は、Lệ Thủy、Cam Hồng、Trường Phúなど複数の地区を跨ぎ、使用予定地は約46ヘクタールに及ぶ。
このプロジェクトの年間発電量はおよそ4億8,000万kWhに達し、約16万世帯分の電力を賄う能力を持つと見積もられている。エネルギー供給の安定化と温室効果ガス排出削減に寄与するだけでなく、地方税収や企業からの財政的貢献により、ベトナム国内の経済的利益も期待されている。
同省では他にも、Quảng Trị Win 3(48MW)、Tân Thành Long(48MW)、Cam Lộ(200MW)といった新たな風力発電プロジェクトへの投資が進められており、ベトナム政府およびベトナム商工省が中心となってエネルギー政策の再構築と投資呼び込みを図っている。
クアンチ省では既に31の風力発電プロジェクトが登録され、うち20件が商業運転を開始している。地元行政は現在、これらを電力マスタープランVIII(Điện VIII)に組み込むよう中央政府に働きかけており、同地域を中部ベトナムにおける風力発電の中心地とすることを戦略的目標としている。
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