2025年7月9日、ハノイにて開催されたTechcombank主催のグローバル投資会議で、ブルームバーグを含む国内外の専門家が、ベトナム経済の成長可能性について楽観的な見方を示した。ベトナムは地政学的優位性、若年人口、積極的なデジタル化、そして改善されつつある投資環境により、ASEAN内でも安定した成長を維持していると評価された。
民間部門の台頭も注目されており、GDPの約65%を占めるほか、AIやブロックチェーンなど新技術の導入が進む。SovicoやMasanなどの企業も国際展開とデジタル化を加速させている。特に、ベトナムはグローバルなデジタル経済への適応が早く、人材の質と柔軟性に対する評価が高い。
一方で、労働生産性の低さ、モデル転換の遅れ、高水準の信用拡大、税制リスクといった課題も指摘された。今後は技術分野への投資、輸出力の強化、制度改革が不可欠とされている。
また、会議ではブロックチェーンを活用した金融インフラの整備や、デジタル資産に関する法的枠組みの明確化も議論された。政府は産業政策としてブロックチェーンを重視し、国家レベルのデータセンター整備も進行中である。デジタル法により暗号資産も法的保護の対象となり、個人投資家の保護や資本市場の健全化が期待されている。
政府は2025年にGDP成長8%、2030年には10%を目指しており、1,200億ドル規模の投資動員が必要とされる。
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