2025年6月9日から12日にかけて、ベトナムと米国は「貿易対等性に関する二国間協定」の第3回交渉ラウンドをワシントンD.C.で開催した。交渉はベトナム産業貿易省のグエン・ホン・ジエン大臣が率い、関連省庁の代表も同席。両国代表団は4日間にわたって建設的かつ率直な議論を行い、全ての交渉分野において大きな進展を遂げ、意見の隔たりを大幅に縮めた。
両国は、相互の懸念事項や見解の違いを反映したベトナムから米国への「フィードバック文書」に基づき、丁寧に分析と説明を行いながら、受け入れ可能な解決策を模索。今後もオンライン形式での継続協議を予定しており、米国商務省のハワード・ルットニック長官とグエン・ホン・ジエン大臣との間でも閣僚級会談が設定される見通しである。
| 日付 | 内容 | 詳細 |
|---|---|---|
| 6月9日(月) | 開会セッション | 両国代表団による交渉方針の共有、アジェンダ確認 |
| 6月10日(火) | 分野別協議① | 貿易バランス・関税・輸出入制限に関する協議 |
| 6月11日(水) | 分野別協議② | 技術基準・知的財産・デジタル貿易などに関する協議 |
| 6月12日(木) 午前 | 技術レベル最終調整 | フィードバック文書をもとに意見すり合わせ |
| 6月12日(木) 午後 | 閣僚級会談 & 締めくくり | ベトナム産業貿易省大臣 × 米国商務長官・通商代表による協議/今後の方針確認・評価の共有 |
第4日の午後には、米国側からの初の提案により、ルットニック長官および米国通商代表部のジャミーソン・グリア大使を交えた閣僚級の三者交渉が実施された。ジエン大臣は、4日間の協議内容を踏まえ、今後の交渉加速に向けた具体的な提案を提示。米国側はこれに高い関心を示し、建設的な対応を約束した。
その後、ジエン大臣はルットニック長官と1対1の個別会談を行い、全体会議での論点をより詳細に確認。米国側はベトナムとの経済関係を重視する姿勢を明確にし、ベトナム側の提案と懸念を真摯に受け止め、米国通商代表部とも協議のうえで対応策を検討する方針を示した。
ジエン大臣は、双方の努力と理解に敬意を表し、今後もバランスある持続的な貿易関係を構築するために、引き続き協議を加速させる意向を表明。両国の技術チームが引き続き協議を重ね、近い将来に合意形成へとつなげることを目指している。
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