韓国SKグループ、ベトナムに大型発電投資
2025年4月15日、ベトナム北中部のゲアン省人民委員会は、韓国財閥SKグループの訪問団と投資協議を行い、同グループが関心を寄せる「クインラップLNG火力発電所」プロジェクトを中心に意見交換を実施した。SKグループはUlsanモデルに倣い、北中部地域におけるエネルギー・ハイテク・AI産業を統合した産業団地(SEIC)の展開を視野に入れている。
SKは韓国第2位の財閥であり、200社超の子会社を擁し、年商は約1,400億ドル、時価総額は2,000億ドル近くに上る。ベトナム市場にもすでに積極的に参入しており、Vingroup、Masan、Imexpharmなどへの投資実績を持ち、今後もLNG、風力・太陽光発電、医療・製薬、ロジスティクス、IT分野などでの事業拡大を図っている。
一方、ゲアン省側もSKの国際的な実績と資金力を高く評価し、外資誘致に積極的な姿勢を示した。現在、同省には韓国企業によるFDIプロジェクトが25件、総投資額は2億ドルに上るが、今回の訪問がさらなる大規模投資への橋渡しになると期待されている。
特にLNGクインラップ発電所については、工業・サービス業の発展による電力需要の急増に対応するため、同省が早急な開発を望んでいる戦略案件である。政府は現在、入札プロセスの準備を進めており、SKとの連携可能性を具体的に検討している。
今回の会談は、SKによる過去の投資実績に続く次なるステップとして、ベトナムのエネルギー分野への大型投資が現実味を帯びてきたことを示しており、両者の戦略的パートナーシップの深化が期待される。
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