米国新関税でベトナム成長期待、各産業に追い風
2025年4月9日、トランプ米大統領は中国以外の国に対する関税引き上げを90日間延期し、中国製品には125%の高関税を適用すると発表した。ベトナムは10%の一律税率に留まり、貿易シフトによる恩恵が期待されている。Vietcapはこの動きがベトナムのGDPを1.7〜2.5%押し上げると予測し、特に銀行、消費財、不動産、工業、輸送、エネルギー分野に好影響を与えると分析した。銀行株ではVCB、CTG、ACBなど、消費財ではMSN、MCH、VNMが注目される。工業・輸送分野ではGMD、SCS、PTBなどが恩恵を受ける見通しである。不動産分野では住宅市場回復によりNLG、KDH、工業団地ではIDC、KBC、SIPが有望視されている。エネルギー分野ではPVS、PVD、DCMが防御的資産として評価される。加えて、米国が一部電子製品への関税を免除したことにより、ベトナムの輸出主力品目への影響は限定的と見られる。全体として、ベトナムは中長期的に対米輸出の拡大、FDI誘致強化の好機を迎えているが、貿易摩擦の長期化リスクにも警戒が必要である。
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