ベトナム国会、科学技術と半導体産業支援策を審議
ベトナム国会は、ベトナム国内の科学技術およびイノベーション分野の課題解決を目的とした試験的政策を含む決議案について審議を進めている。この決議案では、ベトナム国内に半導体製造工場を建設するため、最大30%(1兆2800億VND)の投資補助を行うことを規定している。しかし、一部の国会議員は、この支援額が不十分であり、事業の完了期限が2028年と短すぎると指摘した。代替案として、投資期間を2030年まで延長し、段階的な補助率を設定するか、ベトナム企業の科学技術開発基金を活用して投資を進めることが提案された。
また、ベトナム国内の科学技術およびデジタル変革の発展には、研究施設や実験室、データセンターなどの基盤整備が不可欠とされる。しかし、現在のベトナム国内の法律では投資手続きが煩雑であり、技術基準も明確でないことが課題となっている。これに対し、ベトナム政府主導の資金とベトナム企業による民間投資を組み合わせたインフラ投資の促進や、土地使用料の優遇措置を導入する案が検討されている。
さらに、ベトナム政府が整備した科学技術インフラの管理と活用に関して、研究者やベトナム企業に対し、競争入札なしでの利用を認めることや、使用料の免除・減額などの支援策が提案された。
特に、ベトナム政府の資金を活用した研究成果の知的財産権については、研究者に完全な所有権を認めるか、ベトナム政府と共同で管理する制度の導入が求められている。
これらの提案は、ベトナム国内の技術革新を加速し、科学技術の商業化を促進することを目的としており、今後のベトナム国会審議で詳細が決定される見通しである。
