ラムソン製糖、サトウキビでカーボンクレジット取得に挑戦
ラムソン製糖株式会社(Lasuco)は、8,000ヘクタールにおよぶサトウキビ原料地での炭素排出削減プロジェクトを進めている。試験段階は2025年に500ヘクタールの範囲で開始され、人工衛星分析技術を活用して肥料の使用を最適化し、一酸化二窒素の排出を削減し、土壌中の炭素貯留量を増加させる。プロジェクトは2026年から8,000ヘクタール全体で商業運営を開始する予定であり、生成されるカーボンクレジットは、世界最大のカーボンクレジット認証機関であるVerraの基準「VM0042」に基づいて登録される。
Lasucoのレ・ヴァン・フォン社長によると、排出削減型のサトウキビ栽培によるカーボンクレジット販売は、すべての関係者に利益をもたらす。プロジェクトから得られる収益は全額農家に還元され、農家はサトウキビの収穫量を向上させ、経済的に生活水準を向上できる。この取り組みは、Lasucoが農家とともに持続可能で長期的な価値を創出する方法の一つである。
プロジェクトの準備のため、2022年末にLasucoは新技術開発会社Vigreenから「スマートアイ(Smart Eye)」技術の移転を受けた。Smart Eyeは、ドローン技術とAI(人工知能)を基盤としたIoT技術を組み合わせたシステムで、農地のデジタル化を実現し、カーボンクレジット売買契約を迅速に締結できるようにする。
温室効果ガス排出削減のための栽培・生産プロセス全体にわたる包括的なソリューションは、製糖業界に大きな利益をもたらす可能性がある。Lasucoは8,000ヘクタールの土地から推定48万トンのカーボンクレジットを取得し、約48万米ドル(約12億ドン)の収益を見込んでいる。ラムソンでのカーボンクレジットプロジェクトは、農家の収入向上に寄与するだけでなく、ベトナムを世界のカーボン市場における更なる高みの地位へ押し上げるものとなっている。
