2025年12月31日、ダナン市人民委員会は、デジタル資産USDTと法定通貨VNDを相互に交換する非カストディ型(non-custodial)の技術ソリューションについて、管理下での試験導入を承認した。決定番号2895/QĐ-UBNDに基づき、同市はドラゴンラボ社(ドラゴンラボ、Dragon Lab、ブロックチェーンおよびデジタル資産分野で事業を展開するベトナムのテクノロジー企業)に対し、「MIMOソリューション―USDTとVNDの非カストディ型交換仲介モデル」の試験運用を認可した。
試験期間は2025年12月から2028年12月までの3年間である。承認を受け、ダナン市科学技術局は同社に対して管理型試験ライセンスを発行し、実施過程を直接指導・監督する体制を構築した。試験は、ソフトウエアパーク第1、第2およびダナン市スタートアップ・イノベーション支援センターの3拠点で行われる。
本件は、USDTとVNDの交換を対象とする非カストディ型仲介モデルとして、ベトナムで初めて正式に試験認可を受けた事例である。事業者が利用者の資産を保有しない仕組みにより、取引の安全性向上と、試験枠内での管理強化が期待されている。
2026年1月1日からは、デジタル技術産業法に基づくデジタル資産関連の法規制が施行される。ダナン市における管理型試験モデルの導入は、運用プロセスの透明化、法令遵守能力の向上を通じて、資金の出所に関するリスクや違法取引の温床となる行為の抑制につながると位置付けられている。
