ハノイ市人民委員会による資本撤退に伴い、2人の個人投資家がトゥオンディン・シューズ(Thuong Dinh Shoes)の株式を約1兆3800億ドン(約81億1764万円)で落札した。ハノイ証券取引所によると、15人の個人投資家が約3,900万株の購入を申請した一方、売却対象は約640万株にとどまった。落札価格は1株21万6000ドン(約1271円)と、開始価格の10倍、直前の市場価格の約3倍に達し、取引総額は当初想定の1,310億ドンを大きく上回った。
資本撤退の公表後、同社株は連日上限まで上昇し、8万2800ドン(約487円)まで値を上げた。同社は株価上昇について、市場の需給による外部要因的な動きであり、企業側の関与ではないとしている。
1957年設立の同社は、かつて国内有数の靴ブランドとして東欧やEUに輸出していたが、近年は業績低迷が続いている。2024年には約1310億ドン(約7億7058万円)の最終赤字を計上した。2025年は輸出受注の拡大や製品多角化により、業績改善を目指す方針である。
