ベトナム教育訓練省が大学カリキュラムを検討、半導体人材育成へ
ベトナム教育訓練省は、半導体設計分野の大学教育カリキュラム標準案について、専門家や大学、企業の意見を集める討論会を開催した。討論会では、カリキュラムの構造が科学的であり、基礎から専門知識、実践まで体系的に組まれていると評価された。また、アメリカや日本、韓国の基準を参考にしており、国際的なレベルに近づく内容となっている。
特に、実践教育の強化が重要視され、カリキュラムの40~50%を実習に割くことが提案された。一方で、国内市場のニーズに適応するため、IoT向けの半導体設計や低消費電力設計、人工知能の活用など、最新技術を取り入れる必要があるとの指摘もあった。また、大学が企業と密接に連携し、実践的な教育環境を整えることが求められた。
さらに、ベトナムの大学では半導体分野の施設や設備が十分でないため、企業の研修プログラムを活用し、学生の技術習得を支援することが提案された。政府の支援のもと、留学や国際共同プログラムの拡充も進められるべきだと指摘された。専門家からは、半導体産業の幅広い分野を網羅する標準カリキュラムを策定し、各大学が独自の専門性を発展させるべきだとの意見が出た。また、卒業生の就職機会を確保するため、外資系企業との連携強化も求められた。
討論会の結果を踏まえ、最終的な標準カリキュラム案が完成し、大学へ正式に提案される予定である。
