ベトナム政府は国家原子力発電計画の準備を加速しているが、その成功の鍵となるのが人材である。10月22日の会合で、原子力発電所建設指導委員会の委員長を務めるファム・ミン・チン首相 (Pham Minh Chinh) は、原子力発電が低排出かつ安定したエネルギー源として、新たな発展段階におけるエネルギー安全保障を支える役割を果たすと強調した。
ベトナム電力公社 (EVN) によると、現在同社にはニントゥアン原子力発電プロジェクトのために訓練を受けた162人の技術者が在籍しており、その多くが計画再開時の参加を希望しているという。
EVNは、国際原子力機関 (IAEA) およびロスアトム (Rosatom)(ロシア)と連携し、国際的な研修プログラムへの参加を進めるほか、韓国、フランス、ハンガリー、チェコとの協力も拡大している。
エネルギー安全保障に関する2045年までの新たな方針と併せ、EVNによる主体的な人材育成は、ベトナムが今後10年で初の原子力発電所を独自運営できる体制を築くための基盤づくりと位置づけられている。

出所:Congthuong
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