ベトナム物流2025年の挑戦と対応策
ベトナム物流業界は2025年に入り、輸出入額の増加や木材関連商品の輸出拡大といった明るい材料が見られる一方で、国際的な経済・政治の不確実性により多くの課題にも直面している。ベトナム政府やベトナム商工省の統計によれば、2025年初頭のベトナム国内の輸出入総額は前年同期比で12%増加し、輸出は8.4%、輸入は15.9%増となった。特に木材製品の輸出は12.4%増加し、2.52億ドルに達している。
一方、国際物流においては、貿易摩擦や船舶運賃の変動、通関手続きの複雑化が物流企業にとって深刻な課題であり、企業は輸送コストの増加や供給網の混乱に対処する必要がある。こうした状況に対応するため、UPSやASL Logisticsなどの大手企業は、デジタル化、輸送手段の多様化、サプライチェーンの可視化といった具体的な戦略を提示した。また、F.CMSやE-pricing、ERPなどの先端ツール導入も、コスト削減や環境対応の面で注目されている。
ベトナム企業がこのような変化に適応するためには、業界全体での連携と戦略的なパートナーシップの構築が必要であり、VIFORESTやHAWAなどの業界団体の連携も重要である。2025年はベトナム企業にとって試練の年となるが、持続可能な成長に向けた努力が問われている。
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