「ダイオウグソクムシ(giant isopod)」は、深海に生息する大型の甲殻類で、希少な存在である。身はロブスターに近い甘みとしっかりした食感があり、アジアの一部市場では高級な特産品として扱われ、商業価値が高い。
近年はオンライン飲食コンテンツや「モッパン」ブームの影響で人気が急上昇し、希少な存在から“狙われる海鮮”へと変化した。ホーチミン市の小売価格は1キロ当たり1.9 Mil VND ~2.3 Mil VND (1万~1万2千円)に達し、ロブスターやカナダロブスターを上回る。500グラム未満は200,000 VND ~ 500,000 VND (1,100円~2,700円)、600~800グラムは約800,000 VND (4,400円で販売されている。

URL: BachHoaXanhスーパー
専門家によると、ダイオウグソクムシは水深200~2,000メートルに生息し、特別な漁具が必要で漁獲量は限られる。主な供給期は3~5月で、それ以外の時期は極めて希少なため価格が高騰するという。
水産企業は「急速な商業化により、ベトナムの高級海産市場の拡大が期待できる一方、持続可能な漁獲管理の課題も浮上している」と指摘。今後需要が増す中、ベトナムは養殖・加工・輸出の投資先としても注目を集める可能性がある。
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