2025年7月22日、ベトナム中部高原のザライ省人民評議会(HĐND)は、第2回定例会において、再生可能エネルギー関連プロジェクト向けに新たな土地を投資家選定のための入札対象地として追加する決議を採択した。追加対象は計52件であり、内訳は水力発電プロジェクト5件、太陽光発電13件、風力発電32件、バイオマス発電2件となっている。これらのプロジェクトの合計発電容量は1,800MWを超える見込みである。
主な大型案件としては、面積135ha・出力90MWの「ニョンホア2太陽光発電所」、45ha・100MWの「サチャント風力発電所」、およびその第2期工事(47.58ha・100MW)、42ha・100MWの「ボーノン風力発電所」などが含まれる。これらのプロジェクトは2025年から2026年にかけて順次入札が実施される予定であり、投資主導のインフラ整備と並行して、省財政局が主導する形式で入札が組織される。
ザライ省は経済発展の戦略的柱として、加工・製造業および再生可能エネルギー分野の強化を位置づけている。特に、沿岸部のクイニョン港湾インフラや、ニョンホイ経済区との連携による産業集積を背景に、高原地域における風力・太陽光・バイオマスといった分散型エネルギー源の導入を加速させる方針である。
この動きは、第8次電力計画に基づく国全体の再エネ導入拡大の流れとも連動しており、投資家や電力企業にとっては、ザライ省を含む中部高原地域が今後の有望な開発フロンティアとなる可能性が高い。
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