ベトナムの教育発展戦略|2030年までの目標と改革の方向性
ベトナムは2030年までにアジアで最も優れた高等教育システムを持つ国のトップ10に入り、2045年には世界水準の教育を実現することを目指している。この目標に向けて、首相は教育発展戦略を承認し、5つの主要な指導方針を示している。
- 教育の国家政策化: 教育は国の発展を促進する重要な原動力と位置づけられており、投資が優先されるべきである。国家は教育発展に必要なリソースを引き付け、社会全体が参加できる環境を整える。
- 教育改革の推進: 教育プロセスを知識提供から学習者の能力開発へと転換し、実践と理論を結びつけることが求められている。学校教育と家庭・社会教育との連携も強化される。
- 人間中心の教育: 教育は人間とその幸福のためであり、人間的な素養を最大限に活かすことが重視されている。これは国民が豊かで強い民主的な社会を築くための基盤となる。
- 学習社会の構築: すべての市民が生涯学習できる環境を整え、教育の数量と質がバランスよく確保されることが求められる。
- 国際的統合と技術革新: 国際的な統合を進め、特に第四次産業革命やデジタル技術、人工知能など先進的な科学技術成果を取り入れて教育を現代化する。
ベトナムは幼児教育で就園率99.5%を目指し、私立幼稚園の割合は30%を目指す。小学校の就学率は100%に達することが目標である。高等教育では、大学生数/10万人あたり260人以上、留学生比率1.5%などを目標としている。
さらに、ベトナムでは生涯学習法案や教員法案など制度整備も進められ、新しい幼児教育プログラムや一般教育プログラムの質の向上も重要である。また、公平な教育機会の提供や特に経済的に困難な地域への支援策も重視されている。教員や管理職の育成も重要な課題であり、優秀な人材確保につながる制度改善が求められている。このように、ベトナムは教育改革を通じて国全体の発展を図り、ベトナム国民の幸福度向上に寄与することを目指している。
