マイクロソフト傘下のAI経済研究所(AIEI)が公表した「AI Diffusion Report 2025」によると、ベトナムはAI利用率で世界38位に位置付けられた。2025年後半における同国のAI普及率は21.2%から23.5%へと2.3ポイント上昇し、世界平均の伸び率(1.2ポイント)を上回った。
世界全体ではAI利用率が15.1%から16.3%に上昇し、約6人に1人が生成AIツールを利用している計算となる。上位国はデジタル化が進み、早期からAI投資を行ってきた国が中心であり、アラブ首長国連邦(UAE)が64%超で首位、次いでシンガポールが60.9%と続く。
同報告書はまた、利用拡大が著しい国の多くが高所得国である点を指摘している。アジアでは韓国が注目され、2025年後半に順位を7つ上げて18位となり、ChatGPTの世界最大の契約市場に成長した。
ベトナムについては、インターネット利用者が約8,560万人と人口の84.2%を占めており、AI普及の余地は大きい。一方、先進国との差を踏まえると、デジタルインフラ整備、AI人材育成、公的・民間分野での活用促進策が、今後の国際的なAI競争力を左右する要因となる。
