ベトナム国内には約7,000社の産業支援企業が存在し、そのうち約300社がサムスン、ホンダ、トヨタ、LGなど外資系企業(FDI)のサプライチェーンに参入している。しかし、多くの産業において国内調達率は30〜40%にとどまり、ベトナム政府が掲げる50〜60%の目標には届いていない。背景には、製造技術水準や研究開発能力の不足、競争力あるコスト設計の未成熟、低価格委託生産への依存といった構造的課題がある。これを受け、ベトナム商工省と支援センターは、FDI企業と連携し、国内企業への研修、プロセス改善、スマート工場の導入支援を進めており、サプライヤーレベルの底上げを図っている。ただし、レベル3〜4からレベル1〜2へ移行するには技術、人材、品質管理への大規模投資が必要で、依然として長い道のりである。一方、日本企業にとっては、ベトナム企業のグローバルバリューチェーン参入の加速を背景に、協業や投資の新たな機会が拡大しつつある。

出所:Baodautu.vn
ベトナム経済・ビジネス関連の有料レポートはこちらからもご覧いただけます。
