ベトナム政府が進める半導体人材強化策
ベトナム政府は、半導体産業の中核人材育成に向け、教育カリキュラムの基準整備を進めている。ベトナム商工省や大学関係者は、質の高い人材確保のため、入学時に数学・物理・化学の各科目で8点以上(80%以上)の成績を求める厳格な基準の導入を議論している。これは、半導体分野が高度な技術と論理的思考、専門知識を必要とするためである。ベトナム国内では2023年に至るまで、基準の曖昧さから一部の学生が内容についていけず離脱する例もあり、基準の明確化は教育の質向上とミスマッチ防止につながるとされている。
大学関係者は、ベトナム政府が掲げる2030年までに5万人の高等教育人材育成という目標達成には、質と量のバランスを取る必要があると指摘している。また、ベトナム企業を含む業界との連携や、英語力・実践力・適応力を兼ね備えた人材の育成も重視されている。
さらに、ベトナム政府は教育機関に対し、カリキュラムの整備と同時に設備投資を促進しており、実習重視の教育環境を整えることで、卒業後すぐにベトナム企業や国際プロジェクトで活躍できる人材の輩出を目指している。このような取り組みは、半導体分野の持続的発展とベトナム国内産業の競争力強化に寄与するものである。
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