ベトナム・クアンチ省の違法投棄問題と対策強化
ベトナムのクアンチ省ハイラン郡のハイケー村では、違法なゴミ投棄が深刻な問題となっている。住民の約3分の2が規定の集積所ではなく、無許可の場所にゴミを捨てており、大量のゴミが道路沿いに広がっている。ハイケー村の副村長は、住民の一部は適正なゴミ処理費用を支払わず、好きな場所に捨てていると認め、監視や啓発活動を行っているものの、効果が限定的であると述べた。
また、同じハイラン郡のハイアン村でも、無許可のゴミ捨て場が増加している。村内には4カ所の公式なゴミ集積所があるが、一部の住民は従来の習慣を続け、道路沿いや空き地にゴミを捨てている。自治体は啓発活動を強化しているものの、住民の意識改善が追いついていない状況である。
ハイケー村とハイアン村では、年間50台分のゴミが発生するが、自治体が確保できる予算では15台分の処理しかできないため、未処理のゴミは焼却や埋め立てに頼らざるを得ない。しかし、これらの方法は環境汚染のリスクを伴うため、ハイラン郡の行政は追加の財政支援を要請している。
さらに、ジョーリン郡のクアビエット町でも、違法なゴミ捨てが観光地の景観を損なっている。国道沿いや公共の場所に「ゴミ投棄禁止」の看板があるにもかかわらず、ゴミが放置され、環境問題と観光業への悪影響が懸念されている。
この問題を解決するため、自治体は監視カメラの設置や罰則の厳格化を求めている。また、家庭でのゴミ分別を促進し、特に有機ゴミの自家処理を奨励することで、処理負担の軽減を図る方針である。環境を守るためには、住民の意識向上と自治体の対策強化が急務となっている。
