ベトナム養鶏業の輸出課題と政府支援による解決策
ベトナム国内の養鶏業界は卵や家禽肉の価格下落や消費停滞により苦境にある。特に中小規模の生産者が多いため、生産コストが高く、衛生安全基準や生産量などの輸出条件を満たすことが困難だ。ベトナム企業の多くは小規模な加工施設で、国内消費にしか対応できていない。全国に約7500の農産物加工施設があるが、ほとんどがコメ、カシューナッツ、エビ、魚などの加工を中心にしており、肉や卵の加工には力を入れていない。
ベトナム商工省は、このような状況を打開するために輸出促進を重視している。モンゴルなど周辺国市場の需要は高く、特にモンゴルは年間6300万ドル以上を肉・卵輸入に費やしているが、ベトナムはその市場を十分に活用できていない。輸出において、食品安全や衛生基準への対応は必須だが、現在の生産体制では難しい。また輸出手続きの煩雑さも課題となっている。
そのため、ベトナム商工省やベトナム政府は企業に対し、輸出規定を遵守できるよう施設整備を支援し、マーケティングや製品の宣伝も後押しする必要がある。これにより、養鶏企業は販路拡大が図られ、生産コストや消費問題の軽減につながると期待されている。
