ベトナム教育訓練省(Ministry of Education and Training)は決定第3439号を公布し、人工知能(AI)教育を全国の初等・中等・高等学校段階で試験的に導入する枠組みを正式に策定した。本枠組みは2018年一般教育課程を基盤とし、ユネスコ(UNESCO)の生徒向けAI能力フレームワークを参照している。目的は、生徒が単にAIを「使える」だけでなく、「管理・制御できる」能力を身に付け、社会的利益と安全性、人間中心の価値を重視することである。

出所:https://vneconomy.vn/chinh-thuc-thi-diem-day-ai-vao-chuong-trinh-pho-thong-o-moi-cap-hoc.htm
AI教育は、人間中心的な思考、AI倫理、AI技術と応用、AIシステム設計の四つの知識領域で構成される。教育段階は、基礎教育段階(小学校・中学校)と進路志向教育段階(高校)に分けられる。小学校では直感的なAI体験を通じて基礎概念を学び、中学校ではAIツールを用いた課題解決やデジタル制作を行う。高校では、科学プロジェクトを通じて簡易なAIツールの設計・改良に挑戦する。
また、生徒は選択制の専門テーマを履修でき、実践力を高めることが可能である。評価は、知識活用力、論理的思考、創造性、AI利用に伴うリスク認識と対応能力を重視し、実社会との結び付きを重視した教育モデルと位置付けられている。
