ベトナムではQRコードを中心としたキャッシュレス決済が急拡大しており、正規消費の拡大と経済の透明化を促す重要な原動力となっている。商工省は11月19日のセミナーで、QR決済の普及により小売、F&B、観光、ECを中心に購買が連続的かつ迅速に行われ、現金決済に伴う端数調整による売上のゆがみが解消されつつあると指摘した。
企業にとっては、QRコードはPOS投資が不要で実質的にコストゼロであり、中小事業者、タクシー、伝統市場にも適した仕組みである。また、成人のスマートフォン普及率が94~95%に達することから、デジタル決済は指数関数的に拡大している。さらに、取引データは消費行動分析、販売チャネルの拡張、クロスセル、顧客維持に活用可能である。
商工省は、電子インボイスや注文ごとの動的QR、商品のトレーサビリティなど新たなモデルの拡大を見込んでおり、デジタル決済インフラの高度化が企業と消費者双方の利益最大化、そして消費成長の維持に不可欠であるとしている。
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