アマゾン・グローバル・セリング・ベトナムは9月25日、食品産業ハンドブックを公表し、アマゾンでベトナム産のドライフルーツ、ハーブティー、香辛料など自然由来の食品が注目カテゴリーとして急成長していると明らかにした。
米国市場では「健康的なスナッキング」志向が高まり、果物や野菜を原料とする軽食需要が拡大。2021〜2024年に果物スナックの売上は550%、ドライフルーツは250%増加した。マンゴーやドラゴンフルーツ、リュウガン(竜眼)の乾燥品は成長余地が大きいとみられている。
ベトナム企業も製品改良を進めている。カシューナッツメーカーのニューバム(NewBam)は、米国消費者向けに小袋包装とフレーバー調整を行い、発売6カ月で「アマゾンズ・チョイス」を獲得した。
ハーブティー市場も拡大傾向にあり、2023年のアマゾンでの販売額は前年比19.3%増。ビダファーム(Vida Farm)はハイビスカスや生姜を使った商品で初年度100万米ドルを売り上げた。香辛料分野でも肉用マリネスパイスが急成長し、アジア系スパイスの米国シェアは約50%に達している。
ベトナムは高品質なコショウ、スターアニス、シナモンなどの原料を持ち、競争力のあるコスト構造を背景に加工調味料や健康食品の輸出拡大が期待される。日本企業にとっても、現地ブランドとの協業やOEM供給など、アグリフード分野での投資機会が広がっている。
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