2025年9月2日のベトナム建国記念日(独立記念日)80周年を前に、ハノイ市中心部の旧市街や主要商業街で記念グッズやファッション商品の消費が急拡大している。調査によると、ハンマ、ハンダー、ナートー、トン・タット・トゥン通りでは旗、はちまき、Tシャツなど愛国モチーフの商品が多数販売され、街全体が祝賀ムードに包まれている。
価格面では、ステッカーやはちまきが1万~2万5千VND(約60~150円)、ベトナム国旗が5千~10万VND(約30~600円)、Tシャツが7万~10万VND(約420~600円)、ファッションブランドの限定デザインは10万~35万VND(約600~2,100円)に達している。価格が前年比でやや上昇しているものの、需要は依然として旺盛である。
小売業者は需要急増に備え、7月から商品を追加調達している。さらに工房と提携し、「80周年ロゴ」入りのミニバッグや水筒など新商品も投入した。販売現場では数十点から数百点単位の団体注文が入り、人員増強や夜間梱包作業も行われるなど、繁忙状態が続いている。
消費者層は若者から家族層まで幅広く、記念日を祝う一体感を強める象徴的な消費行動となっている。さらに飲食業界でもベトナム国旗をモチーフにしたケーキやドリンクが登場し、祝賀ムードはファッションや小売の枠を超えて拡散している。
こうした現象は、国民的イベントが消費市場や都市文化に与える波及効果を示すものである。観光需要の喚起や小売業の売上押し上げにつながると同時に、都市ブランド強化にも寄与する。今後の課題は短期需要に対応した在庫管理と価格調整であり、9月2日当日まで商業活動は一層活発化する見通しである。
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