ベトナム、幅広い輸入品の関税を大幅引き下げ
ベトナム政府は2025年3月31日付で「政令73/2025/NĐ-CP」を公布し、「政令26/2023/NĐ-CP」に基づく輸入関税優遇税率表の一部を改定した。今回の修正により、自動車や農産品、エネルギー資源、木製品など幅広い輸入品の関税が引き下げられた。具体的には、特定の乗用車(HSコード8703.23.63、8703.23.57)の税率が64%から50%に、他の車種も45%から32%に引き下げられた。また、エタノールは10%から5%、LNG(液化天然ガス)は5%から2%、エタンとトウモロコシ、大豆粕は新たに0%の税率が適用される。
さらに、冷凍鶏もも肉、ピスタチオ、アーモンド、りんご、さくらんぼ、干しぶどうといった農産物の税率も5~15%まで減税された。特筆すべきは、家具や木製品(グループ44.21、94.01、94.03)が税率25%から0%へと大幅に削減された点である。今回の措置は物価抑制、供給安定、貿易バランス改善を目的としており、発効日は政令公布日である3月31日。この税制改正は、ベトナムのサプライチェーン強化と外需対応力の向上にも貢献すると期待されている。
【関連記事】ベトナムの貿易についてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
ベトナム経済動向の有料レポートはこちらからもご覧頂けます。
