ベトナム、米国の関税強化に備えた交渉と多角化戦略
ベトナム財務省は、米国との貿易赤字是正と国際的な税制変動への対応を目的として、税関政策の見直しを進めている。ベトナムと米国は包括的戦略的パートナー関係にあるが、自由貿易協定は未締結であり、ベトナムは報復関税のリスクに直面している。現在、米国の対ベトナム貿易赤字は1,235億ドルで、対中・対メキシコに次いで第3位の水準に達している。
これに対応して、ベトナム政府と企業は90億ドル超の商取引契約を米国と締結し、追加協議中の案件も36億ドルに上る。4月初旬に予定されている米国の追加関税発表に備え、ベトナムは「協議猶予」や「免除措置」を模索している。
3月にはトランプ米大統領が自動車への25%関税を発表し、ベトナムの自動車輸出企業(例:VinFast)に影響を及ぼす可能性が高まった。これを踏まえ、ベトナム政府は商業詐欺や原産地偽装の防止、自由貿易協定の活用による市場多角化を推奨。企業はコスト削減や製品品質の向上を通じて、競争力と耐性強化が求められている。
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