2026年初4カ月におけるベトナム企業の対外投資額(新規および増資の合計)は、前年同期から大幅に増加し、7億1,390万ドル(〜約1,100億円)に達した。計画投資省外国投資局(FIA)の統計によると、新規認可プロジェクトは45件で登録資本金は4億8,520万ドル、増資認可は12件で2億2,870万ドルの追加投資が行われた。
投資分野別では、ベトナム石油ガスグループ(PVN – 国際的な大手エネルギー企業)などの主要プロジェクトにより、採鉱およびエネルギー分野が引き続き投資総額の大部分を占め、主導的な役割を果たしている。これに加工・製造業、卸売・小売業が続く。投資先については、ラオスやカンボジアといった伝統的な近隣諸国への投資に加え、近年はシンガポールやオーストラリアなどの先進国市場におけるテクノロジーやサービス分野への進出が顕著となっている。
対外投資額の急増は、国内企業の財務能力の向上と、積極的な国際市場拡大戦略を反映している。一方で、専門家は為替変動や投資先国の政策変更に伴うリスクを指摘しており、持続可能な投資効果を確保するために、企業には厳格なリスク管理戦略が求められている。
