腐敗に対しての取り締まり強化を進めるベトナム監査局
政府監査局(TTCP)は、国会第15期第7回会議前に有権者の意見に対しての回答を報告した。
ダナン市の有権者からは、党と国家の反腐敗防止運動に関する提案が寄せられており、これには活動の頻度と強化、腐敗資産の回収や処罰の強化などが含まれている。有権者はまた、党職員の研修や組織メカニズムの再検討を提案しており、腐敗事件の進捗や国家資産の回収状況について迅速な情報公開を求めている。これにより、誤情報や世論の混乱を防ぐことが期待されている。
TTCPは、有権者の意見を受けて、最近多くの資産回収措置が講じられ、腐敗の発見と処理が行われていると述べた。特に、捜査段階から汚職に関わった人の資産差し押さえや口座凍結に重点が置かれており、資産隠匿や合法化を防ぐための措置が講じられている。また、自発的な資産提供を促す取り組みも進められている。
2018年に制定された腐敗防止法は、腐敗資産が国家に回収または押収されるべきであることを明確に規定しており、その評価基準として資産回収が位置付けられている。国際的な協力も強調されており、外国機関との協力による資産差し押さえや回収が求められている。
TTCPは、資産回収の成果が出てきているのの、その課題として回収対象資金の大きさや執行対象者の資産不足、案件処理の長期化などを挙げている。また、一部案件では逃亡するケースもあり、司法協力に困難が伴うことも指摘されている。
改善策として、TTCPは関係機関に対し、特に腐敗における資産回収作業を強化し、違反発見時には厳格な処置を講じるよう求めている。さらに、国際的な法的支援を受け入れることや、各部門間で連携し責任感を強調する必要性も指摘されている。大型取引での現金使用制限や非現金取引推進メカニズムも整備されるべきであり、これにより隠匿された資産の追跡を容易にすることが求められている。
