ベトナムの格安航空会社ベトジェットエア(Vietjet、HOSE:VJC)は2025年8月30日、2025年上期の監査済み財務報告を発表し、収益・利益ともに大幅な成長を示した。航空輸送収入は35,601億VND、税引前利益は約1,600億VNDに達し、前年同期比37%増であった。連結収入は35,837億VND、税引前利益は1,651億VNDと65%増を記録した。期間中に79,000便を運航し、乗客数は1,440万人、国家予算への納税・手数料は4,528億VNDを超えた。総資産は11.2兆VNDを突破し、健全な財務基盤と高い流動性を確保している。
設備投資面では、同社はエアバスからA330neo型機20機を追加発注し、累計40機となり世界最大の同機発注者となった。さらに2025年6月のパリ航空ショーにおいてA321neo型機100機と50機の購入権を含む歴史的契約を締結し、世界でも有数の規模の発注者に名を連ねた。加えて、ロールス・ロイス製トレント7000型エンジン40基を新規発注し、合計80基に拡大した。
インフラ整備では、2025年にベトナム・ロンタインで航空機整備センターの建設を開始し、同時に10機の保守が可能な国際基準施設を整備する計画である。これは建国80周年記念事業の一環であり、地上支援業務の自社運営による効率化とサービス向上も進めている。ベトジェットは「世界最優秀LCC」として評価され、フォーブスベトナムの2024年売上高トップ5および2025年上場企業トップ50に選出された。堅実な財務、最新鋭機材の導入、戦略的インフラ投資により、下期以降も持続的成長を加速し、ベトナムを地域航空のハブとして確立する方針である。
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